健康

44歳で高齢出産した芸能人や自然妊娠の確率と体験談

近ごろ44歳前後で妊娠や出産される芸能人の方が増えており、アメブロなどの個人ブログでも耳にすることが増えました。

データにも現れており、平成30年度の統計では少子化の影響で44歳以下の全ての年齢層で出産数が減っているにも関わらず、45歳以上のみ出生数が増えているようです。

実際、R45同世代の多くの方が不妊治療専門クリニックに通って赤ちゃんを待ち望んでいるのを体感しました。

このブログでは、不妊治療の末に自然妊娠し44歳で高齢出産した筆者が、高齢出産する確率や自然妊娠の可能性を上げる体験談をレポートします。

自分が妊活中に知りたかった情報をまとめていますが、44歳前後の妊活は、状況は厳しいけど続ける価値はある、というのがこの記事の結論です。

同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

44歳以上で妊娠、出産した芸能人

ここ5年以内でもこれだけの方が44歳前後で妊娠、出産されています。

  • hitomiさん(44歳)
  • 金田朋子さん(44歳)
  • 弥生さん(44歳)
  • BONNIE PINKさん(44歳)
  • 華原朋美さん(45歳)
  • 加藤貴子さん(44・46歳)

加藤貴子さんは不妊治療での出産だと公表されていますが、他の方は自然妊娠の可能性も高いです。

hitomiさんはなんと4人目を授かっていらっしゃいます。

今のご主人とのお子さんは3人目。

上のお子さんは男の子兄弟で5歳と3歳。自然妊娠と思われます。

金田朋子さんも自然に任せる方針で自然妊娠だと公表されています。

 

 

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歌手でモデルの弥生さんは小雪さんのお姉さんです。最近は芸能活動をされているかわかりませんが、国際結婚をされたようです。

 

BONNIE PINKさんは蛯原友里さんが登場する資生堂アネッサのCMソングで一躍有名になりました。

2015年4月にご結婚されて2017年4月に出産されています。

 

華原朋美さんは、父親になる方と出会ってすぐに授かったとのこと。

日本では婚姻関係にない場合ほぼ高度不妊治療はうけられないので自然妊娠と思われます。

 

44歳で妊娠する確率

ここからは日本産婦人科学会が公表している最新のデータで確率を見ていきます。

出典:日本産科婦人科学会 ARTデータブック2017年版より

 

44歳で妊娠する確率は妊娠率/総ET、つまり胚移植をしたうち妊娠したのは11.1%でした。

また、妊娠率/総治療、つまり治療した方のうち妊娠したのは4.8%でした。

胚移植が総治療より確率が高いのはお一人で何度か妊娠をしているということですね。

なお、このデータは体外受精の場合で、残念ながら自然妊娠については統計をとっていないためわかりません

ただ、体外受精を受ける患者の属性としては、初産であったり、何らかの治療を必要とする要因がある可能性があり、妊娠までに時間がかかる傾向にあると言えます。

そう考えると、自然妊娠を含めた妊娠する確率は更にあがるのではないでしょうか。

44歳で高齢出産する確率

妊娠しても出産しなくては目的は達成されません。

先に流産する確率をみてみましょう。

流産率/総妊娠は57.5%

妊娠しても半分以上が流産してしまいます。

生産率/総治療は1.8%

高度不妊治療の結果、出産までたどり着けるのは100人いたら1.8人ということになります。

1.8%というデータを見ると絶望的な気持ちになってしまいますが、私が治療を続ける時勇気をもらったデータについて触れたいと思います。

大正時代の超高齢出産人口

大正時代は45歳以上の母親から生まれた子供は2万人近くいました。

当然ながら高度不妊治療ではなく自然妊娠での数値です。

これは、夫婦生活さえあれば一定数は超高齢出産が可能な層がいるということを示しています。

加齢以外の不妊の原因がみあたらない人にとって望みがあるデータです。

話題書『卵子老化の真実』(文春新書)の著者で、日本で唯一の出産専門ジャーナリストの河合蘭氏によれば、高齢出産は平成だけの話ではないという。

1980年代以降、高齢出産が増加傾向にあるのは事実だが、その以前は今よりもはるかに高齢出産が多かったと河合氏はいう。

「大正14年には、45歳以上の母親から生まれた子供は2万人近くいました。これは現在の21倍になります」

さらには50代の母親から生まれた子供も、大正14年には3648人にのぼっていた。

当時はテレビやスマホなどの娯楽もなく、満員電車や深夜残業もありません。今ほど夫婦生活を阻害するものが少ない時代です。

また、当時の生活スタイルは洗濯機がない、トイレが和式など今より不便ですが、足腰を使う機会がたくさんあります。

妊活に冷えは大敵ですが、60年前の平均体温は今より1度高かったとの記録もあります。

昔の生活スタイルを想定して生活習慣を見直せば妊娠する確率が上がるかもしれません。

 

有名クリニックの医師から聞いたデータ

次に、客観的なデータではありませんが、私が治療を受けていたクリニックの医師から聞いたデータを紹介します。

年間400例近い妊娠の実績を誇るクリニックの医師は、体感では42~3歳だと胚盤胞を8個移植すれば1個は妊娠すると言っていました。

移植が可能な胚盤胞を8回移植するのは大変ですが、このまま続ければなんとかなるのでは、という気にさせてくれた数値でした。

 

着床前スクリーニングの早期実現が確率を上げる

44歳で胚盤胞を移植し妊娠できたとしても、先程の流産率のデータからすると出産までたどり着けるのは半分以下でした。

万が一流産してしまうと、治療再開までの間に時間を要し、更に妊娠の可能性が減ってしまいます。

着床前スクリーニングができれば、移植前に胚盤胞の染色体異常がわかり、流産を避けることが可能になります。

しかし、現時点では着床前スクリーニングが受けられる患者は制限されています。

一日でも早く着床前スクリーニングの実施が誰でも受けらる環境が実現できたらいいなと思っています。

この実現に向けて活動しているボランティア団体があります。

私も会員になっていますが、実施施設や最新の動向がわかります。

無料ですので、興味があればぜひご参加下さい。

流産率の低下と着床率の向上を目的とする
着床前診断を推進する患者の会

 

筆者の体験談

筆者は経産婦ですが43歳で妊娠、44歳で出産と高齢出産を体験しました。

筆者は、まず加齢以外に不妊の原因がないか不妊治療専門クリニックで検査をし、結果はみつかりませんでした。

そのため、高度不妊治療だけにたよらず、治療お休みの周期も必ずタイミングを取るようにした結果、自然妊娠しました。

そこで実感したのはこの2点です。

  1. 治療お休み期間でもタイミングを取り、一周期も逃さないことが大切
  2. お産の世界で44歳は珍しい訳ではなく、必要以上に恐れることはない

①についてです。

妊娠できる卵を排卵しても、チャンスを逃してしまっては意味がありません。

通常の周期では排卵は1個ずつですが、体外受精では毎回5個採卵できたので、確率を上げるための手段と思って高度不妊治療を受けていました。

そのため、治療のお休み周期も夫婦生活を必ずするようにし、難しい時はシリンジ法を活用していました。

実は44歳で授かった子はシリンジ法のタイミングでした。

治療期間が2年だったので、2年かそれ以上に1度のチャンスをこの方法で逃さずに済んだことになります。

タイミングは1周期も逃さないないことが大切です。

 

②についてです。

不妊治療中は44歳の出産の壁がとても高く感じましたが、産院に通い始めた時、産婦人科医に聞いてみると43、4歳まではよく見かけるとのこと。

特に経産婦は、5年以内に出産していて既往歴や問題等なければ、44歳でも特別な対応はしないそうです。

実際、私も年齢について触れられることは一切無く出産にのぞみました。

44歳は高齢出産ならではの危険と隣合わせで常にリスクと戦っている、というイメージがありましたが、実際は違いました。

もちろん高齢ならではのリスクはあるはずで、ラッキーな例とは思いますが十把ひとからげに危険、と思う必要もないというのが実感です。

ただし、リスクについてはこのように考えていました。

不妊治療中から44歳で高齢出産するまで考えたリスクについて高齢出産になっても不妊治療をするか検討する場合、本やネットをみると必ず「リスク」という言葉が飛び込んできます。 芸能人の高齢出産の...

参考にしていただければと思います。

まとめ

いかがでしょうたでしょうか。

44歳前後の高齢出産の事例や確率についての考察、体験談について書いてきました。

まだ大丈夫と妊活を先送りするのは本末転倒です。

しかし、不妊の原因が加齢以外特定されないのであれば、諦めて後から後悔するくらいなら妊活を続ける価値は大いにある、というのが44歳で高齢出産した私の意見です。

高齢妊活に取り組む方の参考になれば幸いです。